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投資郎 | 株初心者のデイトレ実践記録

少額でおもにスイングトレードに挑戦中

ウォーレン・バフェットさんの知恵を借りて企業の財務諸表を読んでみる 損益計算書編

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皆さまは決算が発表されたとき、決算短信をどのようにお読みでしょうか? 私は文章の部分をさーっとよんで、「へー」とか「ほー」とか言ってますが、イマイチ読んだ気がしません。

これではいかん!ということで、本日の読書。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏曰く、「会計はビジネスの言語だ」だそうです。 読むべしは、損益計算書と貸借対照表

まずは損益計算書です。

バフェット氏が目を光らせているものは

バフェット氏が投資先として選ぶのは、「永続的競争優位性」を持つ企業。

要するに財務的に省エネなビジネスをしている企業であるため、他社に対して持続的な競争力を持つということですね。

そんな企業を探すために注目している点を一部まとめてみました。

  1. 祖利益率は高いか?

    売上高ー売上原価=祖利益(売上総利益)となります。 祖利益÷売上原価=祖利益率となります。

    売上原価とはその企業の売り物を作るのにかかるお金です。(仕入れや労働力を含む) つまり、売上原価が低いと企業は省エネです。 だから、省エネな企業は祖利益率が高い傾向にあります。

    本書曰く「祖利益率が40パーセント以上の企業は、何らかの永続的競争優位性を持っている可能性が高い」とのことです。

  2. 販売費及び一般管理費は低いか?

    新製品の開発やその販売にかかるお金です。 新製品の開発には、人件費や新たな設備投資が必要で、それにはお金がかかります。 したがって、頻繁に新製品を開発し続けなければならないビジネスは省エネではありません。 逆に、新製品を開発しなくても、製品が買われるビジネスは省エネです。 だから、販売費及び一般管理費が一貫して低い企業は永続的競争優位性を有する可能性があります。

  3. 営業利益に占める支払利息の比率は低いか?

    支払利息は、企業が返している借金のことです。

    支払利息の比率が高い企業は、厳しい競争にさらされている可能性があります。 なぜなら、常に新製品の開発のための設備投資を余儀なくされているからです。 したがって、営業利益に占める支払利息の低い企業は永続的競争優位性を有する可能性があります。

  4. 売上高に占める純利益の割合は高いか?

    継続して売上高における純利益の割合が高い企業というのは骨太な経営ができており、不況を乗り切る可能性が高いことが言えると思います。

    本書によると(あくまでも原則だが)「売上高における純利益の割合が、長期的に20パーセント以上で推移してきた企業は、何らかの長期的競争優位性から恩恵を受けている可能性がきわめて高い」そうです。

  5. 一株当たりの利益(EPS)は一貫して右肩上がりか?

    10年スパンの期間でEPSが一貫性をもって上昇を示している場合、企業は永続的競争優位性の恩恵を受けている可能性があります。

    あくまでも、「一貫性をもって」という事実が重要で、特定の決算のEPSだけが高くてもなんの判断基準にもなりません。10年スパンでも見ると、経済界を取り巻く様々な要因が変化することが十分に可能な期間です。その長期にわたって、EPSが一貫性をもって上昇を示す企業は、省エネで外的要因を受けにくいビジネスモデルを持っているということになろうということですね。

銘柄探しが投資家のお仕事

普段見ている銘柄を、上記の観点から計算してみたのですが、なかなか骨の折れる作業なのですね。バフェット氏はそれを何千回と行ってきたのですから、恐れ入ります。

しかし、投資をする以上、この「投資先を探す」という行為自体が、結果得られる対価に対する労働であります。(そしてその対価はGDPにも加算されると。)長期投資を貫くための骨太な投資根拠を作ると言い換えられるのかもしれません。なので資産運用に興味を持った以上、頑張って勉強したいですし、何より計算してみるといろいろ面白いです!「あの大企業、意外と借金あるんだな」とか「この業界ってすごくコストかかるんだなぁ」とか考えるの楽しいですね。

今回紹介した部分は本書のごく一部です。非常に読みやすく書かれていると思います。興味を持たれた方はぜひ手に取ってみてください!(このグループにいる人たちはもう読んじゃってるかもですけど(^^; )そのうち貸借対照表バージョンも書いてみよう。